一般社団法人 日本原子力学会 Atomic Energy Society of Japan

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募集要領

1979年から開始された本学生派遣事業を通じて、現在までに約120名の学生が欧米の様々な大学、研究所へ短期留学した実績があります。また、この事業による派遣学生からは、大学教員、研究者、国内外の企業のリーダーなど、我が国の原子力界の中心として活躍されておられる方々も大勢おられ、本事業による留学経験がその後の自身のキャリアに大きく影響を与えたというご意見もたくさん頂戴しております。昨今さまざまな形で海外への短期留学の機会が増えつつある中で、発足当初からの本派遣事業の最も大きな特徴として、研究テーマ・研究計画の設定や派遣先への交渉等、海外機関における学生自身の研究を学生自身が主体的に行うことによって、学生自身の総合的な研究能力を高め、ひいては将来の我が国における原子力・放射線利用分野の発展に貢献しうる人材を育成することを狙いとしていることが挙げられます。出来合いのプログラムに沿ったものではなく、学生諸君自身が主体的な意識を持って、自身の能力を高めるために海外へ単身乗り込み、そして専門知識と語学力を駆使して目的を達成するという、いわば「武者修行」の場であるとも言えます。その結果、派遣された学生諸君は、海外の研究機関における研究手法を体験的に学習し、さらにその場に集う各国からの派遣学生や実習生との交流を深め、大きく成長し、上述のように我が国の原子力界に有為な人材として育っております。さらに、同人が帰国後に指導教員や研究室員、朋友にその経験や見聞を伝え、教員や学生にとっても良い刺激となっております。もちろん、派遣学生が親善大使の役割を担っていることも大切な点です。このように、本事業を通じて、学生諸君がこれから我が国の原子力界で活躍いただくための自己研鑽、武者修行の場を提供できることを願っています。2019年度の本事業の実施にあたり、全国の大学から、やる気のある、元気溢れる学生諸君の応募を大いに期待しております。以下の応募要領をご覧いただき、ぜひ奮ってご応募ください。また、各大学の指導教官の皆様には、本事業への学生諸君の積極的な応募をご勧誘いただけますよう、お願い申し上げます。 募集要項 派遣先:米国または欧州の大学、研究所を対象とする。 派遣期間:原則として2019年6月〜2020年3月の期間内の10週間程度とする。ただし派遣先の許す範囲で延長することも可とする。尚、学会参加などを目的とした短期の派遣は対象としない。 応募資格:日本原子力学会学生会員で、原子力・放射線に関する学習、研究を行っている大学院学生とする。 募集人数:2名(予定) 応募手続:応募者は、以下の応募申込書、希望する研究内容の説明(A4一枚)とその英訳(A4一枚)、履歴書(市販様式)、指導教員の推薦書(指導教員の自筆署名ないし捺印付)を、2019年4月26日(金)までに送付すること(必着)。また、TOEFLあるいはTOEICなどの英語検定試験のスコア提出が望ましい。スコアは面接当日返却します。 申込書送付先:〒060-8628 札幌市北区北13条西8丁目 北海道大学大学院工学研究院 金子純一宛 選考試験:面接試験を5月中旬に東京地区で実施する。(※)試験は英語による口述試験とする。試験内容は、現在の研究、派遣先での研究計画、受け入れ交渉の進捗状況、滞在先での生活や研究に期待すること、等とする。なお、本人メモ、配布資料、パソコン等は用いない。 その他 (1)派遣先は、応募者による先方との交渉により決定される。事前に先方の了承を書面(メールでも可)にて得ておくこと。 (2)選考試験に要する費用(交通費等)は自己負担とする。 (3)派遣が決定した学生には渡航費および滞在費として月10万円×3か月を上限として支給する。派遣先にインターシップ制度等がある場合、支給対象が重複しない範囲で併用することも可とする。 (4)期間中の事故等については本人の責任とし、各種保険への加入を求める。 (5)帰国後は速やかに滞在記レポート(学会誌用およびHP用の2種類)および受け入れ研究者からの手紙と指導教員による邦訳を提出すること(原子力学会誌およびホームページにて公開)。 (6)詳細および最新情報は「日米欧原子力学生交流事業」ホームページを参照すること。https://www.aesj.net/about_us/outline/international_network/studentexchangeprogram (7)問い合わせは幹事・金子純一(higedonアットマークeng.hokudai.ac.jp)まで 申込用紙