一般社団法人 日本原子力学会 Atomic Energy Society of Japan

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学会事故調査委員会

日本原子力学会(以下「学会」)は、原子力の専門家で構成される学術的な組織の責務として、東京電力福島第一原子力発電所事故とそれに伴う原子力災害の実 態を科学的・専門的視点から分析し、その背景と根本原因を明らかにするとともに、原子力安全の確保と継続的な安全性の向上を達成するための方策及び基本と なる安全の考え方を提言することを目的として、「東京電力福島第一原子力発電所事故に関する調査委員会」(以下「学会事故調」)を発足させました。同時に、学会自らの組織的・社会的な問題点とも向き合い、原子力災害を防げなかった要因を明らかにして、必要な改革を提言することも重要な目的です。学会事故調の 提言に基づき、学会は原子力界の組織・運営の改革や原子力安全研究をはじめとするさまざまな活動に反映させるべく働きかけていきます。

最終報告書

福島第一原子力発電所事故その全貌と明日に向けた提言: 学会事故調 最終報告書(丸善出版、2014年3月発行)
原子力分野の専門家の集団として日本原子力学会は,福島第一発電所の原子力災害に対する責任を痛感し,その責務を果たす活動の一環として、「東京電力福島第一原子力発電所事故に関する調査委員会」(学会事故調)を発足させました。 本書は、その審議結果を最終報告書として取りまとめたもので、福島事故の技術的解説(どのようにして事故が起こったか),事故の背景の解説(国内の法律・制度,国際基準に照らして安全対策,安全文化はどうであったか)、事故後の対策、今後についての提言など、まんべんなくしかもコンパクトかつ明解に解説しました。

【英語版】The Fukushima Daiichi Nuclear Accident Final Report of the AESJ Investigation Committee(Springer、2014年10月発行)

活動履歴


  1. 最終報告書(ドラフト)資料(2014/9/2) ※30MB
    ※学会事故調最終報告書(ドラフト)説明会資料へのコメントについてのお礼  コメントへのお礼
  2. 福島第一原子力発電所の汚染水の処理について
    英語版: Treatment of contaminated water stored in Fukushima Dai-ichi Nuclear Power Plant
  3. 中間報告(2013年3月27日) 事故調査委員会中間報告書
  4. 委員名簿 事故調査委員会委員
  5. 発足までの経緯 学会事故調査委員会発足までの学会の活動

委員会の開催記録