一般社団法人 日本原子力学会 Atomic Energy Society of Japan

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【意見公告】93. 発電用原子炉施設の安全解析における放出源の有効高さを求めるための風洞実験実施基準:201X(改定案)

ご意見の受付

受付期間 : 2017年09月19日 〜 2017年10月18日ご意見の受付は終了しました。

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概要

発電用原子炉施設の安全解析においては,平常運転時及び想定事故時に原子炉施設から大気中に拡散する放射性物質による周辺公衆の被ばく線量を評価します。この被ばく線量の評価は,原子力安全委員会の発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針(昭和57年1月28日決定,平成13年3月29日最終改訂)に基づき実施しています。同指針においては,放射性物質の放出源の高さが地形,建屋の影響を受ける場合には,その影響を検討するため風洞実験を実施することを求めています。 この標準は,一般社団法人日本原子力学会が標準委員会基盤応用・廃炉技術専門部会風洞実験実施基準分科会,同専門部会,同委員会での審議を経て制定したもので,平地実験及び模型実験を行い,平坦地形における放出源高さに換算した放出源の有効高さを評価する安全解析のための風洞実験の具体的な要件を規定した標準です。 2009 年度改定版からの主な変更点としては,従来,中立の気流状態は鉛直方向の拡がりのパラメータのみで確認するとしていましたが,近年の風洞実験の改善の実績を反映し,水平方向の拡がりのパラメータも合わせて確認するようにしました。また,参考のため原子炉施設敷地内において防潮堤・建屋等構築物の増設などが行われた際に,風洞実験を再度行うか否かの目安を最新の知見からより詳細化しました。同じく参考のため,平常運転時を対象とした実験については,安全解析用の気象データを見直した際に再実験が必要となる場合がありますので,その目安を追加しました。 AESJ-SC-P003には,次の附属書があります。ただし,附属書(参考)は規定の一部ではありません。 附属書A(参考) 建屋影響の評価方法 附属書B(参考) 測定対象範囲及び模型再現範囲 附属書C(参考) 排気筒出口形状の違いによる吹上げ高さの変化 附属書D(参考) 吹上げ高さの計算に用いる風向別風速値 附属書E(参考) 想定事故時の建屋影響評価式及びその適用条件 附属書F(参考) トレーサガス濃度測定方法 附属書G(参考) 気流設定条件

お問合せ先,ご意見提出先

一般社団法人 日本原子力学会 事務局 標準委員会担当 所在地:〒105-0004東京都港区新橋2-3-7 新橋第二中ビル3F E-mail:sc[a]aesj.or.jp  ←[a]を@に置き換えてください Tel:03-3508-1263  Fax:03-3581-6128

提出方法及び留意事項 ・提出方法

ご意見は文書(日本語)で郵送,FAX又は電子メールにて「ご意見提出先」ご提出下さい(様式は任意)。 なお,冒頭に氏名,連絡先(住所,電話番号,FAX番号又は電子メールアドレス)及び所属(会社名,団体名等)を必ず明記していただくとともに,ご意見が原案のどの箇所に対応するかを明らかにして下さいますよう,お願い申し上げます。 いただいたご意見は,原則として氏名を付けて公開させていただきますのでご了承下さい。 その際,ご意見中に,個人に関する情報であって特定の個人が識別され得る記述がある場合及び法人等の財産権等を害する恐れがある場合には,該当場所を伏せさせていただく場合があります。

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