一般社団法人 日本原子力学会 Atomic Energy Society of Japan

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【開催案内】地震PRA標準2024講習会

一般社団法人日本原子力学会標準委員会では,以下の標準に関する講習会を開催いたします。 

「原子力発電所に対する地震を起因とした確率論的リスク評価に関する実施基準:2024」(2024年10月16日発行済)

日本原子力学会標準委員会では,地震PRAに関係する標準を改定し発行しております。

この度,地震PRA(確率論的リスク評価)に関する実施基準の内容と関係事項を広く理解して頂くために,講習会を開催することになりました。

標準策定に携わった者を中心とした講師陣が,標準改定内容,及び地震ハザード・フラジリティ・事故シーケンスと多岐に渡る地震PRAを俯瞰して見られるような学習の機会を提供させて頂きます。また、講習会の中では,地震PRAの具体的な評価例も紹介いたします。質疑の時間ももうけ,受講者の疑問に丁寧に答えたいと思いますので,是非,ご参加ください。


開催日時 2025年11月27日(木),11月28日(金)(2日間)
会場 三菱重工業株式会社 田町タワー(東京都港区芝5丁目33番11号) 会場案内図
参加費 [標準を購入する場合(講習会+標準+送料のセット価格),税込み]
 ・正会員 55,550 円(学生会員  39,050円)
 ・非会員 72,050 円(学生非会員 47,300円)
[標準を購入しない場合(講習会のみ価格),税込み]
 ・正会員 33,000  円(学生会員  16,500円)
 ・非会員 49,500 円(学生非会員 24,750円)
※標準は郵送させていただきます。
プログラム 別紙1の通りです。(変更の可能性あり)
申込方法 11月13日(木)までに以下申込フォームよりお申し込みください。※複数参加の場合1名様ずつお申込みください。
・請求書は開催の約1ヶ月前から送付させていただきます。
申込み締切日 2025年11月13日 
申し込みは締め切らせていただきました

<お申し込み・問い合わせ先>
一般社団法人日本原子力学会 標準委員会事務局
〒105-0004 東京都港区新橋2-3-7 新橋第二中ビル3F
Tel:03-3508-1263 
Email:sc@aesj.or.jp

(原子力学会への入会のお勧め)
入会金は, 正会員 2,000円, 学生会員無料です。講習会に参加される方で会員でない方は,この機会にぜひご入会下さい。
詳細は,https://www.aesj.net/member/join_membership/member_join_id をご覧ください。

 

地震PRA標準2024講習会プログラム

原子力発電所に対する地震を起因とした確率論的リスク評価に関する実施基準:2024

日時:2025年11月27日(木),11月28日(金)(2日間)
場所:三菱重工業株式会社 田町タワー  28階2808会議室
議事進行:標準委員会 外的事象PRA分科会 地震PRA作業会幹事 錦見 篤志(東北電力)


1日目 2025年11月27日(木)
時間 内容 講師
10:00~10:05 開会挨拶 高田毅士(JAEA)5分
10:05~10:50 Ⅰ:地震PRAの目的、経緯と標準改定の要点および今後の展望 高田毅士(JAEA)45分
10:50~11:40 Ⅱ:サイト・プラント情報の収集・分析と事故シナリオの概括的分析 藤岡文平(日立GE50
11:40~12:00 質疑応答(全体,情報収集,事故シナリオ) 講師陣20分
12:00~13:15 昼食休憩
13:15~13:45 Ⅲ-1:地震動ハザード評価について 高橋容之(鹿島建設)30分
13:45~14:05 Ⅲ-2:SSHAC手法に基づく地震動ハザード評価 酒井俊朗(電中研)20分
14:05~14:20 Ⅲ-3:地震動ハザード評価の主な改定点 高橋容之(鹿島建設)15分
14:20~15:05 Ⅲ-4:地震動ハザード評価の概要 糸井達哉(東京大学)45分
15:05~15:20 休憩
15:20~16:20 Ⅲ-5:事例紹介 伊方SSHACプロジェクト 塩田哲生(四国電力)60分
16:20~17:15 質疑応答(ハザード評価) ハザード講師陣60分
2日目 2025年11月28日(金)
9:00~9:30 Ⅳ-1:フラジリティ評価の総論と全体の流れ 原口龍将(MHI)30分
9:30~10:00 Ⅳ-2:建屋のフラジリティ評価(評価例含む) 稲葉侑亮(鹿島建設)30分
10:00~10:30 Ⅳ-3:機器のフラジリティ評価(評価例含む) 原口龍将(MHI)30分
10:30~10:45 休憩
10:45~11:15 Ⅳ-4:地盤・斜面と屋外土木構造物のフラジリティ評価(評価例含む) 中村晋(日本大学)30分
11:15~11:45 Ⅵ-1:免震型原子力施設・設備 原口龍将(MHI)30分
11:45~12:15 質疑応答(フラジリティ評価) フラジリティ講師陣 30分
12:15~13:30 昼食休憩
13:30~13:45 Ⅴ-1:事故シーケンス評価の流れ 藤岡文平(日立GE)15分
13:45~14:15 Ⅴ-2:起因事象の設定
Ⅴ-3:事故シーケンスのモデル化
Ⅴ-4:システムのモデル化
内山智曜(CSAJ)30分
14:15~14:45 Ⅴ-5:事故シーケンスの定量化 三浦弘道(電中研)30分
14:45~15:00 休憩

15:00~15:20

Ⅵ-2:地震動による影響に関する個別の扱い
  地震随伴溢水
  地震随伴火災
  地震との重畳
  二次的影響
  巨大地震後の余震による地震動
  マルチユニット
  経年変化
  巨大地震時の地殻変動
藤岡文平(日立GE)20分
15:20~15:40 Ⅵ-3:SFP燃料損傷 藤岡文平(日立GE)20分
15:40~16:10 Ⅴ-6-1:事故シーケンス評価の評価例(国内活用例) 河津賢太朗(九州電力)30分
16:10~16:30 Ⅴ-6-2:事故シーケンス評価の評価例(海外活用例) 村松健(元東京都市大)20分
16:30~16:55 質疑応答(事故シーケンス評価) 事故シーケンス講師陣25分
16:55~17:00 閉会挨拶 牟田仁(都市大)5分