一般社団法人 日本原子力学会 Atomic Energy Society of Japan

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発電用原子炉施設の安全解析における放出源の有効高さを求めるための風洞実験実施基準:2019(AESJ-SC-P003:2019)

1725

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13,750円
注文番号 1725-1

登録情報
  • ISBN : 978-4-89047-426-4
  • 担当部会 : 風洞実験実施基準分科会
  • 版型頁数 : A4/97
  • 発行年 : 2020/5/12
11,000円
注文番号 1725-2

登録情報
  • ISBN : 978-4-89047-426-4
  • 担当部会 : 風洞実験実施基準分科会
  • 版型頁数 : A4/97
  • 発行年 : 2020/5/12
内容紹介

<まえがきより>

発電用原子炉施設の安全解析においては,平常運転時及び想定事故時に原子炉施設から大気中に拡散する放射性物質による周辺公衆の被ばく線量を評価します。この被ばく線量の評価は,原子力安全委員会の発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針(昭和57128日決定,平成13329日最終改訂)に基づき実施しています。同指針においては,放射性物質の放出源の高さが地形,建屋の影響を受ける場合には,その影響を検討するため風洞実験を実施することを求めています。

この標準は,一般社団法人日本原子力学会が標準委員会基盤応用・廃炉技術専門部会風洞実験実施基準分科会,同専門部会,同委員会での審議を経て制定したもので,平地実験及び模型実験を行い,平坦地形における放出源高さに換算した放出源の有効高さを評価する安全解析のための風洞実験の具体的な要件を規定した標準です。

2009年度改定版からの主な変更点としては,従来,中立の気流状態は鉛直方向の拡がりのパラメータのみで確認するとしていましたが,近年の風洞実験の改善の実績を反映し,水平方向の拡がりのパラメータも合わせて確認するようにしました。また,参考のため原子炉施設敷地内において防潮堤・建屋等構築物の増設などが行われた際に,風洞実験を再度行うか否かの目安を最新の知見からより詳細化しました。同じく参考のため,平常運転時を対象とした実験については,安全解析用の気象データを見直した際に再実験が必要となる場合がありますので,その目安を追加しました。

 AESJ-SC-P003には,次の附属書があります。ただし,附属書(参考)は規定の一部ではありません。

附属書A(参考) 建屋影響の評価方法

附属書B(参考) 測定対象範囲及び模型再現範囲

附属書C(参考) 排気筒出口形状の違いによる吹上げ高さの変化

附属書D(参考) 吹上げ高さの計算に用いる風向別風速値

附属書E(参考) 想定事故時の建屋影響評価式及びその適用条件

附属書F(参考) トレーサガス濃度測定方法

附属書G(参考) 気流設定条件