日本原子力学会シンポジウム 東京電力福島第一原子力発電所の廃炉「チャレンジする課題」
日本原子力学会シンポジウムのご案内
第6回:東京電力福島第一原子力発電所の廃炉「チャレンジする課題」
趣旨
東京電力福島第一原子力発電所(1F)は廃炉の進捗を左右する重要な時期を迎えています。炉内観察から燃料デブリの状況が徐々に明らかになりつつある今日、燃料デブリの取り出し作業には、廃炉を大きく前進させるための重要かつチャレンジングな課題が存在します。本シンポジウムでは、燃料デブリを取り巻く2つのテーマに焦点を絞り、講演者に論点を提起いただいた後に、パネリストとコメンテーターによるディスカッションでの率直な意見交換を通じて課題を明らかにすることで、今後の1F廃炉活動の一助となるよう進めていきます。また、シンポジウム冒頭に、1F廃炉分野で優れた活動を行った若手を表彰する「廃炉貢献賞」の2021年度受賞者とその概要を紹介します。
日時: 2022年6月25日(土) 13:15~17:00(予定)
場所: Zoomによるオンライン開催(アドレスは申し込みされた方に通知いたします)
主催:(一社)日本原子力学会・福島第一原子力発電所廃炉検討委員会 〔廃炉委〕
協賛:(公社)日本地震工学会、(一社)日本機械学会(予定)、(国研)日本原子力研究開発機構、
福島復興・廃炉推進に貢献する学協会連絡会
申し込み:事前登録制ですので、以下よりご登録ください。
参加費 :無料
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プログラム(敬称略)
進行:川原 博人(廃炉委タスク)
■13:15~13:30 2021年度廃炉貢献賞の紹介
「ロボット遠隔作業技術の開発と現場調査への適用」小林 亮介((株)日立製作所)
「石炭灰を有効活用した材料によるメガフロート津波リスク低減対策工事完了」
篠﨑 靖史(東京パワーテクノロジー(株))・髙木 亮一((株)安藤・間)・増井 香織(東京リニューアブルパワー(株))
■13:30~13:35 開会の挨拶と導入 宮野 廣(廃炉委委員長)
■13:35~16:45 パネルディスカッション
テーマ1 「デブリの生成過程と取り扱い」
モデレータ:矢板 由美(東芝エネルギーシステムズ)
講演:倉田 正輝(JAEA)
パネリスト:出光 一哉(九大),高田 孝(東大),村上 健太(東大),山本 章夫(名大)
テーマ2 「燃料デブリの取り出しとロボット技術(遠隔技術)」
モデレータ:竹田 敏(阪大)
講演:奥住直明(IRID)
パネリスト:大隅 久(中央大),鈴木 俊一(東大),吉見 卓(芝浦工大)
※コメンテーター: 荒木 涼子(毎日新聞),滝 順一(日本経済新聞),服部 牧夫(読売新聞),広江 規(共同通信),吉野 実(テレビ朝日)
■16:45~16:55 まとめ及び閉会の挨拶 関村 直人(廃炉委副委員長)
お問い合わせ
一般社団法人日本原子力学会事務局
E-mail: kikaku[a]aesj.or.jp ([a]を@に変換)