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登録情報
- 発行年 : 2010
- 版型頁数 : A4/28
- 重量(g) : 100
- ISBN : 978-4-89047-330-4
- 担当部会 : 水化学管理分科会
登録情報
- 発行年 : 2010
- 版型頁数 : A4/28
- 重量(g) : 100
- ISBN : 978-4-89047-330-4
- 担当部会 : 水化学管理分科会
内容紹介
軽水を冷却材及び/又は減速材として用いる型式の原子炉では,高温,高放射線下で軽水が燃料被覆管あるいは系統構造材料と接することから,プラントの安全・安定運転を確保する上で水化学管理が重要です。また,加圧水型原子炉(PWR)では,一次冷却材にほう酸を添加し,ほう素による中性子吸収効果を利用して原子炉の反応度を制御することから,一次冷却材中のほう素濃度を適確に確認することが重要となります。PWRの水化学管理に用いる化学分析には,既にJISなどで標準化されているものもありますが,ほう素などの原子力特有の分析項目については,国内外での運転実績及びこれまでの知見などを基に独自に開発されたものが多く,分析方法を特に標準化したものはありません。PWRの安全・安定運転を図る上でほう素濃度の確認は重要であり,PWR一次冷却材のほう素濃度の分析方法を日本原子力学会標準として規定し,分析はどのような要件を満たせば良いのか,どのような方法で実施するかを広く提示することにより,原子力発電の信頼性確保,更には今後の改善のベースとすることが期待できます。この標準“加圧水型原子炉一次冷却材の化学分析方法?ほう素:2010”は,(社)日本原子力学会が標準委員会システム安全専門部会水化学管理分科会,システム安全専門部会,及び標準委員会での審議を経て制定し発行したもので,PWRにおける一次冷却材中のほう素濃度を適確に確認し,安全・安定運転を達成することを目的として実施する分析の具体的な方法について,一般事項,試料採取,試薬,器具及び装置,並びに分析操作等を規定しています。
※本標準は,2015年6月12日の標準委員会で,今後も存続すること(5年毎改定不要)の確認が行われました。