一般社団法人 日本原子力学会 Atomic Energy Society of Japan

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統計的安全評価の実施基準(AESJ-SC-S001:2008)

0902

販売価格(税別)


18,750円
注文番号 0902-01

登録情報
  • 発行年 : 2009
  • 版型頁数 : A4/204
  • 重量(g) : 550
  • ISBN : 978-4-89047-323-6
  • 担当部会 : 統計的安全評価手法標準分科会
15,000円
注文番号 0902-02

登録情報
  • 発行年 : 2009
  • 版型頁数 : A4/204
  • 重量(g) : 550
  • ISBN : 978-4-89047-323-6
  • 担当部会 : 統計的安全評価手法標準分科会
内容紹介
近年の計算機能力・解析手法の発達により,詳細な核熱水力計算モデルを用いる最適評価コードの開発が進められてきました。これらの最適評価コードにより,高い信頼性をもって,検証試験結果を原子炉施設の条件へ外挿することができ,設計条件の変化に対する原子炉施設の挙動変化の感度を把握することができるようになりました。さらに,スケーリング手法に基づく計算モデル及び実験データに内在する不確かさの影響を定量的に把握するための手法が発達し,包絡的に設定された事象について,最適評価コードと不確かさの影響を考慮する新たな安全評価手法の開発が進んでいます。この手法を用いて,安全裕度を適正化しようとする研究が欧米を中心に進んでおり,その具体的なガイドラインとしてCSAU手法(CodeScaling,ApplicabilityandUncertaintyEvaluationMethodology)が米国NRCから発行(NUREG/CR-5249QuantifyingReactorSafetyMarginsなど)されています。CSAU手法はLOCAの安全研究を背景としながらも,最適評価コードの使用と不確かさ評価の実施により,運転時の異常な過渡変化解析を含めた広い分野に適用できる手法として発展しています。さらに,米国NRCより,運転時の異常な過渡変化及び事故解析手法としての計算モデルの開発と評価(EMDAP;EvaluationModelDevelopmentandAssessmentProcess,RG-1.203TransientandAccidentAnalysisMethods)が発行され,評価に適用する最適評価コードが備えるべき要件も明確になっています。米国などにおいては,原子炉施設の安全設計の基本方針の妥当性評価方法としてCSAU手法及びこれと同等な手法がすでに適用されています。日本国内でも,これら新しい安全評価手法に対する関心が日本原子力学会を中心に高まり,CSAU手法を主体とした国内原子炉施設への適用性研究も進展しています。この標準で規定するCSAU手法及びEMDAPを拠り所とした手法は,より広範な安全評価への適用を念頭において作成されたもので,以下ではこれを“統計的安全評価手法”と呼ぶこととします。以上の背景に基づいて,この標準において取り扱う統計的安全評価では,まず不確かさの定量化を実施し,その結果に基づき最適評価コードによる解析と統計的な処理を組み合わせることにより,確率の情報を含むより現実的な評価結果を得ることができます。これが安全上の判断基準を満足することを示すことにより,運転時の異常な過渡変化及び事故時の安全裕度を定量的に把握することが可能となります。本手法を取り入れることによって説明性の高い原子炉施設の安全評価が実現されるものと期待されます。また,本手法を適用することにより原子炉施設の安全性の確認に最新知見を反映できることが期待されます。さらに,安全評価に対する影響度の大きい解析条件及び解析コード又は計算モデルなどに関する個別の不確かさを適切に定量化できることから,今後の効率的な安全研究及び合理的な原子炉施設の設計を実施していくための議論に資することも期待されます。統計的安全評価の実施基準:2008は,(社)日本原子力学会が標準委員会発電炉専門部会における統計的安全評価手法標準分科会,同専門部会,同委員会での審議を経て制定したもので,これまでに得られた知見に基づき,原子炉を設計する際に実施される安全評価解析において,統計的安全評価を実施する手順を規定したものです。AESJ-SC-S001:2008には,次に示す附属書があります。ただし,附属書(参考)は標準の一部ではありません。附属書A(規定)統計的安全評価の具体的手順附属書B(規定)最適評価コードの要件及び管理附属書C(規定)重要度ランクテーブル(PIRT)の作成附属書D(参考)統計的安全評価適用事例