一般社団法人 日本原子力学会 Atomic Energy Society of Japan

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【意見公告】40. 原子力発電所の停止状態を対象とした確率論的安全評価に関する実施基準(レベル1PSA 編):200X(改定案)

ご意見の受付

受付期間 : 2009年12月25日 〜 2010年02月24日ご意見の受付は終了しました。

ご意見と対応

1名の方から17件ご意見をいただきました。
ご意見・回答(No.40)

概要

原子力発電所の停止状態を対象とした確率論的安全評価に関する実施基準(レベル1PSA編):200Xは,(社)日本原子力学会が標準委員会発電炉専門部会の下に停止時PSA分科会を設けて検討し,標準委員会の組織変更に伴い,リスク専門部会及び標準委員会での審議を経て策定・発行したものです。この標準は,原子力発電所の停止状態における内的事象に関する安全性を総合的に評価することを目的に実施する確率論的安全評価(PSA)のうち,炉心損傷の発生頻度までを評価するレベル1のPSAを実施する場合の要件及びそれを満たす具体的な方法を実施基準として規定したものです。本標準は,“原子力発電所の停止状態を対象とした確率論的安全評価手順:2002”が発行後5年経過したことから改定するものであり,この発行以降,国内において実施されてきた停止時PSAでの実績やその後の新しい技術的知見,及び“原子力発電所における確率論的安全評価(PSA)の品質ガイドライン(試行版)”の性能要求を受けて策定された出力運転時レベル1PSAの実施基準である“原子力発電所の出力運転状態を対象とした確率論的安全評価に関する実施基準(レベル1PSA編):2008”の策定における議論を踏まえ,改定を行いました。同標準の改定に当たっては,PSA技術の向上を反映させるとともに,品質や透明性の確保がより適切に行われるよう,要求事項の見直しを行いました。さらに,“原子力発電所の出力運転状態を対象とした確率論的安全評価に関する実施基準(レベル1PSA編):2008”と同様に,PSAの結果を意思決定に利用する場合に,特に手法やデータに伴う限界及び不確実さを十分に認識し,利用目的に応じて決定論的な解析や専門家判断などPSA以外の参考情報と適切に組合せて判断することが重要であることを踏まえて,こうした判断に必要なPSA実施過程での前提条件や不確実さの情報が明示されるべきことにも留意しました。主な内容は次の通りです。1.適用範囲,2.用語及び定義及び略語,3.停止時レベル1PSAの実施手順及び妥当性の確保,4.プラント情報の調査,5.プラント状態(POS)の分類,6.起因事象の選定及び発生頻度の評価,7.成功基準の設定,8.事故シーケンスの分析,9.システム信頼性解析,10.人間信頼性解析,パラメータの作成,12.事故シーケンスの定量化,13.不確実さ解析及び感度解析,14.文書化現在公開しておりません。1名の方から17件のご意見をいただきました(PDF193KB)