一般社団法人 日本原子力学会 Atomic Energy Society of Japan

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【意見公告】21. 原子力発電所の地震を起因とした確率論的安全評価実施基準:200X(案)

ご意見の受付

受付期間 : 2006年10月30日 〜 2007年01月04日ご意見の受付は終了しました。

ご意見と対応

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概要

原子力発電所の確率論的安全評価(PSA:ProbabilisticSafetyAssessment)は,確率論を用いて原子力発電所の安全性を総合的かつ定量的に評価する手法であり,炉心又は燃料が損傷に至る事象に着目して,損傷に至る事故シナリオ及び損傷後の事象進展を同定し,その発生頻度及び影響について推定することができます。また,一般的に,事故の発端となる事象の特性に応じて,発電システムの内部で起きる機器故障及び人的過誤などに起因する内的事象のPSAと,地震や火災などに起因する外的事象のPSAに大別されます。我が国は世界でも有数の地震国であることから,地震に関する研究が早期から精力的に行われてきました。原子力発電所の耐震設計においては,地震に関する研究成果が反映され,解析評価手法の改良が活発に進められてきました。地震PSAについても,技術開発の実態を踏まえて,研究機関及び産業界において評価手法の整備検討が進められてきています。また,現在,これらの状況も踏まえて,総合的な耐震安全性評価法としての地震PSAの活用について議論されています。以上のことから,この標準では,地震PSAの実施にあたっての考え方,満足すべき要件及び具体的な方法について調査検討を行い,関連する分野の専門家の意見を踏まえ,地震PSAの実施基準について規定しました。主な内容は以下の通りです。適用範囲,専門用語の定義,評価の流れ,プラント情報の収集・分析と事故シナリオの概括的分析,地震ハザード評価,建屋・機器フラジリティ評価,事故シーケンス評価,報告書のとりまとめ他現在公開しておりません。ご意見はありませんでした。