日本原子力学会 特別国際シンポジウム ~断層リスクに向き合う原子力安全のアプローチ~

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日本は地震国。地震とそれに伴う断層の動きの脅威は重大です。1995年兵庫県南部地震や2016年熊本地震の甚大な被害の記憶は新しいものです。

原子力施設は活断層の直上には設置しないこととし、活断層による地震に対しても安全性を確保しているとしてきました。一方、日本の地盤の成り立ちから、活断層ではなくても、多くの断層(古い断層や破砕部)が存在します。地震の発生により、少なからず地盤が動きます。その動きがどの程度なのか、それに対して施設側がどう対処しているのかが問題となります。継続的な安全性向上に取り組む際に、数多くの活断層が指摘されている日本においては、断層リスクに正面から向き合うことが求められます。断層の動きは自然現象ゆえに不確かさが大きく、学術的にも知見が確定していない技術事項もある中で、如何にリスクを低減し、社会と合意形成を図りながら原子力施設を活用していくかの重要な命題として、議論を進めていく必要があります。

このような問題認識から、海外の専門家を招いて、国内外の取組みや近年の地震から得られた知見などを共有した上で、断層リスクに向き合う原子力安全のアプローチに関わる議論を国際的かつ分野横断で深化させるため、本シンポジウムを開催することとしました。

日程:2018531日(木)13:3018:00(懇親会18:30-20:00)

場所:東京大学 弥生講堂一条ホール

共催:日本地震工学会、土木学会原子力土木委員会

後援:地盤工学会、電力中央研究所、日本機械学会、日本建築学会、日本地震学会、日本地質学会、日本電気協会、日本保全学会、原子力安全推進協会、原子力工学推進連絡会議 原子力構造工学推進連絡会(JASMiRT)(その他、関連学協会へ依頼中)

プログラム:同時通訳付き  ※「 」内は講演内容(予定)

基調講演 Dr. Nilesh Chokshi 元米国原子力規制委員会規制局エンジニアリング部門副部門長 「リスク評価、原子力安全~米国の経験」

基調講演 Dr. Kevin J. Coppersmith President; Coppersmith Consulting 「断層変位に対する対処事例」

講  演

遠田 晋次 東北大学国際災害科学研究所教授 「地表地震断層、断層変位ハザード」

久田 嘉章 工学院大学建築学部教授 「断層変位直上や近傍の建物被害」

酒井 俊朗 電力中央研究所原子力リスク研究センター上級特別契約研究員 「断層変位に対するリスク評価の取組み」

関村 直人 東京大学大学院教授 「原子力安全に向き合う姿勢」

講演者によるパネルディスカッション 座長 高田毅士 東京大学大学院教授

※終了後に同会場で懇親会を開催し、意見交換・交流を行います。

参加費:シンポジウムのみ 3,000円(学生1,000円)、シンポジウムと懇親会 5,000円(学生3,000円)

(当日、会場受付でお受けいたします。お釣りが不要なようにお願いします。)

募集人員:シンポジウム 200名、懇親会50名

申込み期限:5月25日(金) ※締め切りました